8. チチカカ湖、ウロス島

 前のページと同じ6日目。 ウロス島という浮島へ向かいます。 ウロス島は、トトラという葦の一種の植物を積み重ねて作った浮島で、1つの島を指すのではなく、大小40ほどの島が有ります。 ウロス諸島とでも言った方が良いのでしょうか?。 これらの島にはウル族という民族が住んでおり、その人口は700人とも2000人とも言われています。

 プーノの町からモータボートに乗って30分ほどでウロス島に着きます。
 島の生活は漁業と観光。 島は土産物屋でいっぱいです。
 多くの島には、このようなタワーがあり、タワーの側面に島の名前が書いてあります。 つまり主な島には、固有の名前が付けられているようです。 この島のなまえは「CHUMI」(チュミ?と読むのかな?)。
 ウロス島の建物もトトラでできていますが、舟もトトラでできたいます。 2艘の舟に分乗して、小学校や教会のある島までクルーズ。
 教会。
 こんなところまでキリスト教は普及している。 教会もやはりトトラで作られている。
 小学校。
 前に居るのは生徒たち。 観光客が来ると先生の指揮で歌を歌ってくれます。 相手に合わせて、最初は日本語の歌。 その後、スペイン語、英語、ドイツ語フランス語等々、10ヶ国語くらいでそれぞれの国の歌を歌ってくれました。 この島の子供たちは日本人より外国語をたくさん知っている!!。
 歌が終わると、先生が帽子を廻しチップの請求。 この島では学校ぐるみで観光収入に貢献しています。
 この写真は小学校の内部。
 他の建物がほとんどトトラでできているのに対し、小学校だけは木でできていました。 それでもちゃんと浮かんでおり、島と隙間無く結び付けられていました。 (ひょっとしたら足があって、湖の底に固定されているのかも知れません??)。
 壁に掛け算九九の表が貼ってありましたが、12進法で、「1×1」から「12×12」までとなっていました。
 ウロス島にある博物館の内部。
 この湖にいる鳥の剥製などが展示されています。
プーノのホテルから見た南十字星。
 冬至(南半球なので6月)頃に南十字星は空高く正しい向きに見えるのですが、8月でも何とか見ることができました。
 今日は旧暦7月18日で月の出は9時過ぎ。 太陽が沈んでから、月が出るまでの約3時間、南十字星が見えるはず。 標高が高く空気が澄んでいたので、予想以上に綺麗に見ることができました。 ただし、地平線に沈む直前のため、十字が右に60度ほど傾いています。