4.成果(作品集)
4.01 第1期 (1999年7月〜9月)

 いよいよ吹きガラスの講座が始まりました。1期は3か月(12週)、私は毎週日曜日午後1時のクラスに通います。

 講習時間は午後1時から4時までの3時間。2人でペアを組んで1人が吹く時はもう1人がポンテ付けなどのアシストをします。受講生は12人、そのうち初心者は私を含め4人です。私のパートナーはRさん。講師はK先生。

 作品には作品番号と製作日付けを作品の底に記入することにしました。以下の写真で紹介するのは作品の一部です。実際にどれだけの作品を作ったかは、作品No.で分かります。
作品No. 001

 第1日目、ガラスを巻く練習。

 作品はペーパーウエイト3個。これは最初のもの。
 ガラスを巻取り、紙リンで丸く整形し、竿元をくくり、くくった部分を冷やして切り離せば完成。
 ちゃんと丸くならず、ネコがこたつで丸くなったような形になってしまった。

 高さ:39mm
作品No. 002

 2つ目の作品。中央に泡を入れてみました。

 下玉の中央をピンセットで突いて凹みを作り、その上から上玉を巻くと、そこに気泡が入る。

 高さ:52mm
作品No. 003

 3つめの作品。

 No.002 と同様の方法で、中央に1個、その周りに6個の泡を入れました。

 高さ:45mm
作品No. 004

 2日目(第2週目)

 始めての容器。

 小さくて形も悪く、ぐい飲みにもならない。

 高さ:42mm
作品No. 005

 2つ目の容器。前のよりは大きくできましたが、ガラスが厚く、重くて実用タンブラーにはならない。

 底の厚みはかなり不均一。表面は傷だらけ。

 高さ:71mm
作品No. 006

 第3週はすべて失敗。この作品は第4週のもの。柔らかいうちに、吹き竿を振り子のように振ると、このような細長いタンブラーになる。形はかなり歪である。

 表面の模様は後になって自己流で描いたもの。リュ−タにダイアモンドビットを付けて、絵を描く練習をした。

 高さ:90mm
作品No. 007

 初のお皿。膨らませたガラス玉を焼き戻して柔らかくし、吹き竿を斜め上に向けると短く縮み、皿を作ることができる。

 左右の壁を同じ角度に広げるのも初心者にはかなり難しい。

 直径:108mm
作品No. 011

 作品を少し飛ばして、11番目の作品。足を付けてゴブレット風に。

 ガラスは厚く、まだまだ実用的ではない。もちろん、芸術的でもない。

 高さ:91mm
作品No. 014

 早くも第1期の最終日。自由製作と言うことですが、何を作ればよいのか分からない。見かねた先生が色の付け方を教えてくれたので、白い粉(パウダー)と青い粒(フリット)で色模様を付けてみました。

 自己評価まあまあの作品。

 高さ:83mm
作品No. 015

 これも、青いフリっトで模様を付けてみました。

 色を付けると、色の部分と無色部分とで温度差(吸熱量差および放熱量差?)ができ、均一な厚さ、綺麗な軸対称形にするのが難しい。

 高さ:102mm

 3か月12回も練習すれば何か実用的な物ができるだろうと思っていたのですが、実際は役に立たない物が15個できただけ。1回3時間で作品が1つもできない日も何度かあり、悔しくて1期だけでは止められなくなってしまいました。